チンパンジー

仕事で理不尽なことがありすぎてストレスが溜まりまくっている。会社行きたくない。特に日曜の夜とかは憂鬱になる。このままだと会社を辞めてしまうぐらい追い込まれてる。理不尽さへの対処法は何かないのかな。

仕事で理不尽な目にあうと辛いですよね。そんな理不尽さの中では、長く働き続けることは困難。心身が蝕まれていってしまいます。

この記事では、仕事で理不尽なことをされたときの対処法や、今後理不尽な要求や指示を受けないようにするための対策を紹介します。

仕事の理不尽さで辛い思いをしている方は、会社を辞めてしまう前にこの記事を読んでみてください。「辞めるほどではないかも」と思えてくるはずですから。

仕事が理不尽で辛い思いをしている人の声

仕事の理不尽さで辛い思いをしている人は多いです。あなただけではありません。Twitterから彼らの声を引用しますね。

このように、仕事の理不尽さは人の心身を追い込みます。こんな状態、すぐに解消しなければなりません。そこで、仕事で理不尽さを感じたときの対処法を次で紹介します。

仕事が理不尽で辛いときの対処法

仕事が理不尽で辛いときの対処法には、次の8つがあります。

  • 会社に対する期待値を低く持つ
  • 残念な上司だと考える
  • 真面目に相手にせずに受け流す
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
  • 成長につながると考えて乗り越える
  • 相手に詳しい説明を求める
  • 社内外の相談窓口に相談する

それぞれわかりやすく説明します。

①会社に対する期待値を低く持つ

会社に対する期待値を低く持つと、仕事で理不尽なことをされてもストレスが溜まりにくくなります。「会社なんて、働いてお金をもらうだけのところ。それ以上でもそれ以下でもない」みたいな心境ですね。

出世も望まない、人間関係も望まないとなれば、理不尽さが気になるケースは激減します。なぜなら、理不尽さは他者との比較で生じることが多いからです。出世・人間関係という他者との比較を放棄すれば、理不尽さで苛立つ機会は減ります。

②残念な上司だと考える

仕事で理不尽な指示を出す上司のことを「残念な人だな」と考えましょう。そうすることで、心の中では上司に対して上から目線で考えることができ、被害者意識が薄れます。

例えば、指示が二転三転し、指示内容が変わるたびにキレてくるような理不尽上司がいたとします。「前回と言っていること違う!それなのにキレるって何なの?理不尽すぎ!」と怒るのではなく、「この人、まともな指示を出せないほど能力が低いんだね。かわいそうに」と心のなかで哀れんであげましょう。

この考え方、筆者もわりと頻繁に使っています。効果はかなり大きいですよ。

③真面目に相手にせずに受け流す

仕事で理不尽なことをされた時、真面目に相手にせずに受け流すということも有効です。ミスについて八つ当たりされたような場合など、特に使えます。

例えば、やるべき業務が期限内に間に合いそうもないという上司が、終業時間で帰ろうとしたあなたに「上司が働いているのにお前は帰るのか!」とキレてきたようなときについて。

「自分の仕事は終わったけど、とりあえず残っておいたほうが良いんじゃないか?」「上司の手伝いをするべき?」なんて悩む必要はありません。

定時過ぎましたし、外せない用事があるので私はお先に失礼しますが、ご無理はしないでくださいね」と受け流しましょう。上司は多少イラッとするかもしれませんが、そんなこと関係ありません。理不尽さに深入りすると精神を病みますよ。

④同僚や社外の友人に相談する

同僚や社外の友人に相談することで、仕事の理不尽さを乗り越えることができます。理不尽な思いをしたときに、一人で抱え込むのは辛いもの。誰かに相談することで、心がスッと軽くなります。

といっても、注意しなければならないことがあります。理不尽なことに対する相談とは、つまりは仕事に関する愚痴です。こういった愚痴を聞かされる側は、かなりのエネルギーを消費します。ネガティブな考えが伝染するのです。

相談に乗ってくれる同僚や社外の友人のために、会うたびに仕事の理不尽さを相談するというのはやめましょう。むしろ、「つまらない話を聞いてくれたんだから、今日は私のおごりね!」ぐらいでもいいぐらいですね。

⑤溜まったストレスを解消する

仕事で理不尽な思いをした後、溜まったストレスは解消しておきましょう。ストレスを溜め続けては鬱になってしまいますから。

あなたにはストレス解消法はありますか? 「友達とカラオケに行く」などは、友達と予定が合わなければできないためあまりおすすめしません。

筆者は、ホットヨガスタジオに行くことがストレス解消法でした。でも、わざわざスタジオに行くのが面倒な時もあったので、自宅で手軽にホットヨガをできないか考えました。いろいろ試行錯誤した結果、入浴中にストレッチをするということで落ち着きました。これでストレスは一気に解消できてますよ。

このような一人で手軽にできるストレス解消法を作っておくと、ストレスが溜まりませんのでとてもいいですよ。あなたもぜひ!

⑥成長につながると考えて乗り越える

仕事で理不尽なことをされたときに、「成長につながる」とポジティブに考えるという対処法もあります。

理不尽なことを受けると、精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。しかしそれを乗り越えることで、より強靭な心身が作られると考えることができます。

限界を超えるレベルの理不尽さをも乗り越えようとすると心身を壊しますので取り扱い注意ではありますが、この考え方は仕事で上を目指したいという人にとっては必須かもしれません。

⑦相手に詳しい説明を求める

仕事で理不尽なことをされたとき、相手に詳しい説明を求めてみましょう。

そうすることで、相手は自分の過ちに気がついて理不尽な要求を取り消すかもしれません。あるいは、「こいつ、めんどくさいな」と、以後は理不尽さをしないようになるかもしれませんから。

この際に気をつけることは、「とりあえず相手を立てる」ことです。説明を求めるだけでは、相手に理不尽さを知らしめることになり、場合によっては火に油を注ぐ結果になります。そうならないように相手を立てましょう。

例えば、明らかに八つ当たりをされてしまったような場合には、「私に気遣いが足りず申し訳ありません。どのような点を私が改めるべきか教えていただけませんか?」というように、自分を下げることで相手を立てておくといいですよ。

⑧社内外の相談窓口に相談する

仕事で理不尽なことをされた場合、それが深刻なものであれば社内外の相談窓口に相談しましょう。相談先として考えられるのは、社内であれば人事、社外であれば労働基準監督署や法テラスなどです。

具体的な効果や連絡先については次の記事でも紹介していますので、よかったら見ておいてくださいね。

もしかして職場モラハラ?チェックリスト・事例と5つの対処法

理不尽な仕事の事例

ここまで、仕事で理不尽なことをされたときの対処法を見てきました。これらの対処法を発揮できる場面として、そもそもどのような理不尽さが仕事上であるのでしょうか。

理不尽な仕事の事例と、それに対する対処法の案を次のとおり紹介します。

上司や先輩に感じる仕事上の理不尽さ

事例 対処法
発言が二転三転する
  • 残念な上司だと考える
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
  • 相手に詳しい説明を求める
失敗を部下の責任に、手柄は自分のものする
  • 会社に対する期待値を低く持つ
  • 残念な上司だと考える
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
周囲に比べて多くの仕事をさせられる
  • 溜まったストレスを解消する
  • 成長につながると考えて乗り越える
  • 相手に詳しい説明を求める
わからないことを教えてもらえない
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
  • 成長につながると考えて乗り越える
  • 相手に詳しい説明を求める
非効率な仕事のやり方を強要される
  • 会社に対する期待値を低く持つ
  • 残念な上司だと考える
  • 真面目に相手にせずに受け流す
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
  • 相手に詳しい説明を求める
人によって指示内容が変わる
  • 会社に対する期待値を低く持つ
  • 残念な上司だと考える
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
  • 相手に詳しい説明を求める
八つ当たりされる
  • 会社に対する期待値を低く持つ
  • 残念な上司だと考える
  • 真面目に相手にせずに受け流す
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
パワハラやモラハラを受ける
  • 社内外の相談窓口に相談する

顧客・クライアントに感じる理不尽さ

事例 対処法
無理なスケジュールを要求される
  • 溜まったストレスを解消する
  • 成長につながると考えて乗り越える
  • 相手に詳しい説明を求める
自分の非ではないことに関してクレームをつけられる
  • 溜まったストレスを解消する
  • 成長につながると考えて乗り越える
  • 相手に詳しい説明を求める

会社運営に感じる理不尽さ

事例 対処法
仕事内容に見合っていない給与と待遇
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
人員不足なのに仕事を増やされる
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する
能力以外の部分で評価されてしまう
  • 同僚や社外の友人に相談する
  • 溜まったストレスを解消する

最も深刻なのは、この「会社運営に感じる理不尽さ」です。理不尽さをいなしているだけでは幸せにはなれませんので、転職という道を考える必要が出てくるかもしれません。

理不尽な指示や要求を受けないようにする方法

会社での日頃の言動に気をつければ、仕事上の理不尽な指示や要求をそもそも受けないようにすることもできます。この方法とは次の4つです。

  • 理不尽な場面を見直して以後に活かす
  • 自分の考えをはっきりと伝えるようにする
  • 必要以上に下手に出た態度はとらない
  • スキルを磨いて自分に自信を持つ

簡潔に解説しますね。

①理不尽な場面を見直して以後に活かす

理不尽な指示や要求を受けた場面を見直しておきましょう。そうすることで、以後、同様の理不尽さを回避できるようになります。

例えば、上司に手柄を横取りされるという理不尽さについて。あなたが作成して上司に手渡した資料を、上司が自作の資料として周囲に話したようなケースで考えてみましょう。

資料を「1対1で手渡す」という行動が理不尽さに繋がったとわかります。よって今後は、「周囲が見ている場面で手渡す」「第三者をCCをに入れたうえでメールで渡す」というようにすればいいということがわかりますね。

このように、理不尽な場面を見直して今後に活かすようにすれば、同様の状況で理不尽さを受けることは激減しますよ。

②自分の考えをはっきりと伝えるようにする

自分の考えをはっきりと伝えるようにすれば、理不尽な指示や要求を受けずに済みます。

理不尽さを発揮する人は、ほとんどのケースで自分自身が理不尽であることを自覚しています。それに対して正論で返されると、「こいつには理不尽さは通用しない」「こいつ、面倒くさい」と思うようになります。

こうなればしめたもの。理不尽な指示・要求は激減することでしょう。

③必要以上に下手に出た態度はとらない

必要以上に下手に出た態度は日頃からとらないようにすることも、理不尽な指示・要求を受けないようにするためには重要です。

常に受け身で何事にもイエスマンということでは、理不尽な指示・要求のターゲットとなってしまいます。歯向かわれる可能性がほとんどないからです。イジメの構図と同じですね。

感じ悪くなりましょうということではありません。日頃から背筋を伸ばして堂々としていましょうということです。

④スキルを磨いて自分に自信を持つ

あなた自身に高いスキルや誇らしい実績があれば、会社があなたを守ってくれます。優秀な人材を雑に扱うような会社はないからです。

筆者の周りにもそういった人がいました。周囲にも響き渡るような怒声で頻繁に叱責されていた男性社員がいましたが、業務に関連する資格を取得し、仕事で圧倒的な実績をあげ、最短で昇進していきました。理不尽さに対する反骨心で頑張ったんだと思います。尊敬に値しますよね。

筆者も、この男性社員のように理不尽さをはねのけられるように頑張りたいと思います。あなたもぜひ。

まとめ|仕事上の様々な理不尽さには適切に対処しよう

仕事での理不尽さは辛いものです。しかし、それらに適切に対処することで状況は変わってきます。上記を参考にしていただき、適切に対処していきましょう。

なお、これも前述しましたが、人ではなく会社自体に問題がある場合は、理不尽さの解消は極めて難しいです。思い切って転職という道に進むのもひとつの選択肢ですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう。

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