チンパンジー

転職エージェントは無料らしいし、使ったほうがいいということはなんとなくわかってる。だけど、転職エージェントを使うデメリットってないのかな? 話がうますぎて逆に不安なんですけど。

現役転職アドバイザーが、転職エージェントをあえて利用せずに転職活動するメリットと転職方法について解説します。

※この記事は3分程度で読み終わることができます。3分後には、あなたは転職エージェントを利用したほうがいいのか否かが、明確にわかっているはずです。

転職エージェントを使わないことのメリット

それではさっそく、転職エージェントを使わないことのメリットを見てみましょう。次の3点です。

転職エージェントを使わないことのメリット
  • 転職エージェントから門前払いされない
  • 転職エージェントの面談にいく手間がかからない
  • 転職エージェントに考えを修正されない

メリット1 転職エージェントから門前払いされない

転職エージェントから門前払いされないというのは、転職エージェントを使わないことのメリットです。

大きな期待をして転職エージェントにWeb登録したにもかかわらず、転職エージェントから「紹介できる案件はございません」というメールを受け取るというのは精神的にキツイからです。

このような門前払いメールを受け取ると、自分の転職市場価値は底辺レベルだと思いこんでしまいます。自分に対する自信を失ってしまい、「正社員は無理だからとりあえずバイトでも…」というような判断をしてしまうことも。

転職エージェントに登録しなければ、このような精神的ダメージを受ける可能性は完全にゼロです。

メリット2 転職エージェントの面談にいく手間がかからない

転職エージェントの面談にいかなくて済むというのも、転職エージェントを使わないメリットの一つと考える人はいるでしょう。

転職エージェントはWeb登録だけでサポートが開始するわけではありません。Web登録後に転職エージェントのオフィスに行き、1~2時間の面談を受けることになります。

この面談は、キャリアカウンセリングと本登録を兼ねたもの。面談を受けてはじめて、本格的な転職サポートが開始されるのです。

で、この面談のためのスケジュールを空けるのが辛いという人も中にはいます。働きながらの転職活動の場合、就業後や休日に時間を使って、面談に行くわけですね。

転職エージェントを使わないということであれば、こういった面談を受けずに済みます。

メリット3 転職エージェントに考えを修正されない

転職エージェントは、転職エージェントが考える転職成功という結果に直結したサポートをしがちです。

なぜなら、転職エージェントは転職成功者の事例が多数持っているからです。どのような求職者に、どのようなアドバイスをして、どのような求人を紹介すれば満足度の高い転職ができるかを、転職エージェントは知っています。そしてそのとおりにサポートしようとします。

しかし、もしあなたが一般的な転職成功とは異なる考え方だった場合はどうでしょう。例えば、「45歳だけど未経験のCADオペレーターに挑戦してみたい。給料は最低賃金でいい。残業もいくらあっても構わない。休日なんてもはやいらない」というようなケース。

多くの転職エージェントが、このような希望に否定的な考えを持つでしょう。内定はなかなか出ず、仮に転職できても後悔する羽目になる可能性が極めて高いからです。

言うまでもなく、何が幸せなのかは人それぞれ。転職エージェントを使わなければ、自分自身の好きなように転職活動を進められます。

転職エージェントを使わないことのデメリット

続いて、転職エージェントを利用しないことのデメリットを見てみましょう。

転職エージェントを使わないことのデメリット
  • 現実からズレた転職活動になる可能性がある
  • 公開求人にしか応募できない
  • 面倒な手続きすべてを自分でしなければならない
  • 強いライバルと戦わなければならない
  • 難しい条件交渉を自力でやらなければならない

デメリット1 現実からズレた転職活動になる可能性がある

転職エージェントを利用しない場合、現実からズレた転職活動になる可能性があります。「現実からズレた」とは、自分自身の転職市場価値を見誤るということです。

転職市場には特有の評価軸や評価基準があるため、一般人には把握しづらい。よって独力では、自分の力を過小評価したり、過大評価したりしてしまいがちなのです。

過小評価することにより、自分自身を安売りしてしまいます。本来の能力よりも下位レベルとなる仕事・給与・待遇になってしまうかもしれません。

また過大評価すると、不採用連発となってしまうことでしょう。

転職エージェントを使わずに現実からズレた転職活動をしてしまうことで、気づかないうちに後悔する結果を招いていたり、転職活動が長期化したりというデメリットが生じるのです。

デメリット2 公開求人にしか応募できない

転職エージェントは、一般には知られていない非公開求人や、その転職エージェントしか保有していない独占求人を多数持っています。

このような非公開求人・独占求人は、誰もが応募できるものではありません。競争率が低く、内定が出る可能性が高い傾向にあります。

転職エージェントを使わないと、こういった美味しい求人を知ることができず、競争率の高い公開求人にしか応募できないのです。

デメリット3 面倒な手続きすべてを自分でしなければならない

転職活動はとても手間がかかります。

例えば、求人への応募。履歴書・職務経歴書を作成し、添え状をつけて送付というものです。数件ならまだしも、これを10件、20件とすると考えてみてください。とんでもなく面倒くさくないですか?

転職絵ジェントを使えば、このような応募をはじめとする面倒な手続きはすべて代行してもらえますが、使わないと自分自身でやらなければならないのです。

デメリット4 強いライバルと戦わなければならない

転職エージェントは、書類選考・面接選考の対策をバッチリとやってくれます。企業の過去の選考基準などの情報がありますから、それをもとに対策してくれるわけです。

転職エージェントを使わない場合、転職エージェントのサポートを受けて準備万端となっているライバルたちを相手に、数少ない椅子を取り合うことになるのです。

デメリット5 難しい条件交渉を自力でやらなければならない

転職エージェントは、内定が出た後、就業後の給与・待遇面等について企業側と条件交渉をしてくれます。採用の現場の空気を読みつつ、求職者の条件ができる限り通るように交渉してくれるのです。

転職エージェントを利用しない場合、こういった条件交渉をすること自体が難しくなります。

なぜなら、多くの企業は転職エージェントを利用していない個人の応募者に対して、内定前に条件面を確定するように動くからです。多くの求職者は、内定欲しさに弱気になってしまいます。

あなたは内定前に、希望条件を強気に突きつけることができますか?

なお、もし転職エージェントに興味がある場合は次の記事をチェックしてみてくださいね。

30代におすすめの転職エージェント【状況別】

40代におすすめの転職エージェント【状況別】

転職エージェントを使わない5つの転職方法

ここまで読んでみたものの、「それでも、どうしても転職エージェントは使いたくない」ということもあるかもしれません。

ということで、転職エージェントを使わない転職方法を5つ紹介します。

転職エージェントを使わない5つの転職方法
  • 転職サイト
  • 企業サイト
  • ソーシャルリクルーティング
  • リファラル採用
  • ハローワーク

転職方法1 転職サイト

転職エージェントを使わずに転職で成功したいのなら、転職サイトしかありません。

転職サイトは豊富な求人案件を掲載しており、条件を細かく設定して求人案件を絞り込むことができます。つまり、希望条件に合致した求人を見つけやすいというメリットがあるからです。

とはいえ、転職サイトでできることはここまで。求人を見つけた後は、書類対策⇒応募⇒面接対策⇒面接⇒条件交渉という転職決定までの流れを、すべて自分自身で行わなければなりません。

一応、転職サイトには書類選考・面接選考対策のおおまかなノウハウが掲載されています。これを参考にして、自力で対策をしていくという流れになります。

なお、おすすめの転職サイトを3つだけご紹介します。どうしても転職エージェントを使わずに転職活動したいという場合は、チェックしてみてくださいね。

ミイダス
  • 企業から来るオファーはすべて面談確約。書類選考がなかなか通らない求職者に心強い転職サイト。
  • Web上での簡単な入力で、自分が本来得られるべき想定年収が表示される。
リクナビNEXT
  • 日本の転職者の8割が利用しているというお化け転職サイト。
  • リクナビNEXTだけにしか求人募集を出していない企業(独占求人)が多数あるため、転職活動では絶対に外せない。
とらばーゆ
  • 女性専門の転職サイト。
  • 「子育てママ在籍中」「産休育休取得実績あり」「18時までに退社できる」等、女性に優しい案件多数。

特におすすめなのは、面接確約オファーが来るミイダスです。書類選考を通過している扱いになるため、面接選考対策だけで済むという大きなメリットがありますよ。

転職方法2 企業サイト

企業サイトの求人募集ページから応募するという方法があります。応募したい企業が決まっている場合は、直接応募してみてもいいでしょう。

とはいえ、記載されている内容は、企業にとって都合のいいことばかりです。間違っても真に受けないように。

転職方法3 ソーシャルリクルーティング

FacebookやTwitterといったSNSに掲載されている企業の求人募集のことです。転職サイトに代わる新しい求人媒体として、現在伸びつつあります。

とはいえ、FacebookやTwitterの過去の投稿内容は、採用担当者にすべて見られてしまいます。非公開やほぼ利用なしとなると、SNSを使いこなせていないとマイナス評価を受けることもあるので注意が必要です。

転職方法4 リファラル採用

応募したい企業の社員に紹介・推薦してもらう方法です。

希望する企業に知り合いがいなければ利用できないというデメリットはありますが、一方で、紹介・推薦してもらえれば書類選考はほぼ自動的に通過というメリットがあります。

とはいえ、面接選考に対しては、一般の転職者と同様の基準となることが通常です。社員の紹介・推薦だからといって下駄を履かせてもらえるわけではありませんので対策は万全に。

また、転職後に何らかの問題が生じたとしても(スキル不足、希望との相違等)、紹介・推薦してくれた知人の手前、退職しづらいという問題もずっとついて回るというリスクもあります。

転職方法5 ハローワーク

長期間にわたって内定がもらえず、にっちもさっちもいかない状況になった場合は、ハローワーク利用も視野に入ってきます。

ハローワークを管轄する厚生労働省によると、ハローワークは次のような存在です。

民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っています。

厚生労働省ホームページより)

転職活動最初期から使う必要はないと思いますが、最後の砦として頭の片隅に置いておきましょう。

まとめ|転職エージェントをあえて使わずに転職活動するメリットとは?

上記をまとめます。

転職エージェントを使わないことのメリット
  • 転職エージェントから門前払いされない
  • 転職エージェントの面談にいく手間がかからない
  • 転職エージェントに考えを修正されない
転職エージェントを使わないことのデメリット
  • 現実からズレた転職活動になる可能性がある
  • 公開求人にしか応募できない
  • 面倒な手続きすべてを自分でしなければならない
  • 強いライバルと戦わなければならない
  • 難しい条件交渉を自力でやらなければならない
転職エージェントを使わない5つの転職方法
  • 転職サイト
  • 企業サイト
  • ソーシャルリクルーティング
  • リファラル採用
  • ハローワーク

正直なところ、転職活動を短期間で終えたい、あるいは満足できる転職結果にしたいということであれば、転職エージェントのサポートを受けることがベストです。

もし、転職エージェントを使わずに転職活動をし、なかなか成果が出ないという場合には、転職エージェント利用を再考してみてください。

どうしても自力で行く!ということであれば、上記を参考にまずは転職サイト利用から始めてみましょう。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。