パンダ2

彼氏と結婚する予定。仕事を辞めようか続けようか考え中。彼氏は好きにしていいよって言ってくれるし、寿退社という響きもいいなって思うけれど、辞めてしまっていいのかな。後悔したくないから、ちゃんと考えなきゃだよね。

結婚して仕事を辞めたいという女性は多いです。料理を頑張り、家中ピカピカにし、空いた時間は趣味の時間にあてる。最高の人生だと思えてきそうですよね。筆者も女性だからよーくわかります。

とはいっても、結婚して仕事を辞めることには様々なリスクがあります。筆者は会社で人事担当をしていますが、寿退社をした元女性社員からの再就職相談を時々受けます。彼女たちの話を聞くと、「寿退社は常に幸せなわけでじゃない」ということがわかるんです。

この記事では、結婚して仕事を辞めることのメリットとデメリットについて、筆者の相談事例を紹介しつつ解説します。結婚して仕事を辞めるべきか辞めないべきか、寿退社の現実を知ってあなたの実情に落とし込んでみてくださいね。

結婚して仕事を辞めたいという女性たちの声

結婚して仕事を辞めたいという女性はとても多いです。Twitterから彼女たちの声を引用しますね。

気持ちはとてもよく理解できます。あなたはどうですか?

結婚して仕事を辞めたいというのは逃げ?

結婚して仕事を辞めたいというのは「逃げ」であるケースもあります。会社や仕事に対してネガティブで、結婚する・しないに関係なく常日頃から「辞めたいな」「仕事つまんない」と思っていたとすれば「逃げ」ですよね。

逆に、会社は居心地が悪くないし仕事はやり甲斐があると思っているけれど、結婚後の家事・育児を考えると辞めたほうがいいのかな、というのは「逃げ」ではありません。前向きな寿退社ですね。

このように、結婚して仕事を辞めたいというのは、あなたの本音により「逃げ」になることもあります。「逃げ」かどうかは、あなたが本音を誰かに漏らしていない限り、周囲にはバレません。なので、普通は周囲から批判されたりはしません。

ですが、「逃げ」で寿退社をしたことにより不幸になる女性は結構います。次の章では、結婚して仕事をやめることのメリットとデメリットを紹介します。「逃げ」で仕事を辞めていいのかどうか、考えてみましょう。

結婚して仕事を辞めることのメリットとデメリット

結婚して仕事を辞めることのメリット

まずは結婚して仕事をやめることのメリットからみていきましょう。メリットは次の3つです。

  • 会社仕事での心身の負担がなくなる
  • 家事・育児に専念できる
  • 自分の時間を楽しむことができる

①会社仕事での心身の負担がなくなる

仕事を辞めることで、会社や仕事上の負担がなくなります。心身ともにストレスから解放されるでしょう。

朝早く起きてメイクしなくてもいいし、満員の通勤電車に乗らなくてもいいし、上司の顔色を伺わなくてもいいし、息の臭い同僚と話さなくてもいいし、面倒な電話を受けなくてもよくなります。日曜の夜にサザエさん症候群になることもありません。

これって、とても大きなメリットですよね。

②家事・育児に専念できる

結婚を機に仕事を辞めることで、家事に専念できるようになります。

家事は年収に換算すると1200万円にもなるといわれているほどの重要な仕事。そんな家事を、会社で働きながらこなすというのは大変。旦那さんの協力も必須になりますし。

結婚すると、妊娠・出産を経て育児という問題も出てきます。会社仕事を辞めることで、じっくりと育児に専念することもできます。

③自分の時間を楽しむことができる

結婚して仕事を辞めることで、自分の時間を多く持つことができるようになります。

たしかに家事は大変ですが、出産・育児さえなければ、家事の時間は驚くほど多いというわけではありません。国立社会保障・人口問題研究所の「全国家庭動向調査」によると、女性の家事時間は4時間23分だそうです。家事以外の時間がかなりありますよね。

ということで、家事をしていない時間は趣味などにあてて楽しむことができます。妊娠・出産後はそうはいかないので、それまでの羽休みのような感じかもしれませんね。

結婚して仕事を辞めることのデメリット

次に、結婚して仕事を辞めることのデメリットをみてみましょう。次の3つです。

  • 世帯収入が減る
  • 次の就職が厳しくなる
  • 女性としての魅力が失われる

①世帯収入が減る

結婚して仕事を辞めた場合、世帯収入が減るというデメリットがあります。

結婚をすることで、これまで以上の費用がかかるようになります。将来、子供を作ろうということであれば、子供の教育資金なども準備しなければならないかもしれません。親の面倒を見る可能性だって、倍になるわけですし。

結婚後の出費をまかなうために、どれほどの収入が必要なのか、しっかりと考えておく必要があります。また、旦那さんの給料が現在どの程度あり、今後どの程度増えていく見込みがあるのかも正確に把握しておきたいところ。

そこまでやって問題がないことを確認しておかないと、「結婚したけど貧困生活だった」なんてことになってしまいます。あなたが「愛があればお金なんていらない」というお花畑思考ならいいのかもしれませんが…

②次の就職が厳しくなる

結婚して仕事を辞めた場合、次の就職が厳しくなる可能性があります。

結婚とはいえ、一定期間無職状態になるため、キャリアが断絶してしまうからです。就活のときにアピールすべき「強み」が弱まってしまうということですね。

筆者は企業で人事担当をしているため、求人応募者の履歴書・職務経歴書をみたり、面接をしたりしていますが、寿退社をした女性に対して、「もったいないなぁ」と思うことがよくあります。

寿退社によるブランクが、決定的なマイナス評価になってしまうからです。書類・面接選考は他の応募者との相対評価ですから、同じようなスキルを持っている人であればブランクがないほうが高評価になるからです。

寿退社でブランクができる、つまりキャリアが断絶してしまうというのは、次の就職活動では圧倒的に不利になってしまいますよ。

③女性としての魅力が失われる

結婚で会社仕事を辞めて専業主婦になることで、グータラな毎日を送ってしまう人もいます。

前述のとおり、家事の平均時間は4時間23分。あとは自由な時間です。ひたすらドラマを見続けることだってできますし、昼寝も自由。お菓子も食べ放題です。こういったマイペースな日々はストレスがなくて幸せに感じられるでしょう。

ですが、会社勤めをしている「今」を考えてみてください。毎日のようにメイク、髪型、服装、体型、しぐさ等に気を配っていますよね。他人から見られる機会が少ない専業主婦になっても、今のような状態を続けられる自信はありますか?

結婚を機に仕事を辞めたことで女性としての魅力が薄れていく危険性があるという指摘もあるのです。

あなたの本音は?結婚を理由に仕事を辞めていいの?

ここまで、結婚で仕事を辞めることのメリットとデメリットについて紹介してきました。これらを踏まえ、結婚を理由に仕事を辞めるべきか辞めないべきか、本音と向き合って考えてみましょう。

①仕事が激務だから辞めたい

「仕事が激務だから」ということであれば、結婚を理由に辞めることは慎重に考えたほうがいいでしょう。なぜなら、仕事を完全にやめてしまう必然性がないからです。

もしかしたら上司や人事に相談することで社内異動で負担の少ない業務に移れるかもしれません。あるいは、ラクな仕事に転職できるかもしれません。

仕事を辞めて家庭に入るというのは、再度就職をしたいと考えたときに不利になるというのは前述のとおり。一歩踏み出してしまったら後戻りはできないんです。

結婚に「逃げ」るのではなく、異動や転職で負担の少ない仕事ができないか検討してみてはいかがでしょうか。

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②寿退社が当たり前の職場だから辞めたい

「寿退社が当たり前の職場だから」という理由で仕事を辞めたいという場合も、慎重に考えたほうがいいですね。

結婚後、「結婚したんだから辞めてください」というような雰囲気を醸し出す会社は、男女雇用機会均等法から考えても不適切。パワハラ、モラハラみたいなものです。

会社全体がそのような風潮であれば、そんな低レベルな会社にいる必要はありません。さっさと転職してしまいましょう。そうではなく、一部の人や部署に限られた風潮なのであれば、人事に相談して改善を図ってもらいましょう。

結婚とはいえ、仕事を失うということは長い人生で考えたときにはマイナスになることもあります。「あのとき辞めなければよかった」「せめて転職しておけば…」なんて考えることがないように、慎重に考えてくださいね。

③職場の人間関係が悪いから辞めたい

「職場の人間関係が悪いから」という理由で仕事を辞めたいという場合も、慎重に考えたほうがいいでしょう。前述の「仕事が激務だから」と同様に、社以内異動や転職でどうにでもなるからです。

ただし、職場の人間関係の悪化があなたの結婚・恋愛問題に端を発したのであれば社内異動程度ではカバーしきれない可能性がありますから、転職一択になるかもしれませんね。

いずれにせよこの場合も、「結婚」は仕事を辞める言い訳であり、「逃げ」でしかありません。後悔する可能性が高いですから、寿退社のデメリットをしっかりと考えておきましょう。

④彼から辞めてほしいと言われたから辞めたい

彼、つまり結婚する旦那さんから「辞めてほしい」と言われた場合でも、よく考えたほうがいいですよ。

会社で人事担当をしている筆者のもとには、時折、寿退社の相談が入ります。寿退社の理由で多いのが、「会社は好きだし仕事に不満はないけれど、彼(旦那さん)が辞めてくれと言ってくる。どうすればいい?」というもの。

彼(旦那さん)いわく、「俺が働いて稼ぐから、お前は家事をしっかりとしてくれればいいよ」というケースが多いです。男性は見栄を張りたがりますからね。「かわいい奥さんを守る俺!」みたいな姿をイメージしているのでしょう。

こういった相談に対して筆者は、強く引き留めたりはしません。ですが、旦那さんの稼ぎは誰も保証してくれないことは伝えています。いつリストラされるかもしれませんし、病気になることだってあるわけです。人生は不条理ですもんね。

このように筆者が伝えると、相談してくる女性のほとんどは、「結婚しても辞めずにしばらく働きながら様子を見てみる」「妊娠するまでは働こうかな」と考えてくれています。

あなたはどうですか?

⑤家でのんびりしたいから辞めたい

「家でのんびりしたいから」という理由で仕事を辞めたいという場合も、慎重に考えるべきです。会社勤めを辞めて専業主婦になったことで、あなたの女性的な魅力が減ってしまうかもしれないからです。

「そんなことない!」と今は思っていても、現実は甘くありません。筆者にも、結婚後に専業主婦になった友達が何人かいますが、彼女たちは皆、以前とは比べ物にならないほど丸っこくなっています。穏やかな雰囲気になったとも言えますが、あなた自身も旦那さんも、それでいいと思うでしょうか。

また、専業主婦の毎日は刺激に乏しいとも聞きます。それはそれで楽しいのかもしれませんが、「刺激がほしいッ!!!」となってしまい、出会い系→不倫→離婚ということだって考えられます。

勘違いしてほしくないのは、筆者は専業主婦を悪いといっているわけではありません。家事を頑張り、趣味を充実させている素敵な専業主婦だって大勢います。

ですが、仕事を辞める動機が「家でのんびりしたいから」ということであれば、グータラな毎日を送ることになり、ネガティブな事態になる可能性があるとお伝えしたかったのです。

まとめ|結婚して仕事を辞めたい理由をもう一度考えよう

寿退社は確かに魅力的です。しかし、仕事を辞める必要が本当にあるかということについては、しっかりと考えておきましょう。

「激務だから」「人間関係が悪いから」「家でのんびりしたいから」など、結婚とは関係のない理由で寿退社をしてしまうと、後悔をする可能性が高まります。

せっかくここまで磨いてきたキャリアです。寿退社であっさりと捨ててしまうのはもったいないかもしれません。彼・旦那さんとよく将来についてよく話し合って、辞めるのか続けるのか転職するのか考えてみてくださいね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう。