
いろいろあって転職を考えているけど、失敗はしたくないな。30歳が見えてきているから、やり直しがきかなくなりそうだし。20代後半で転職失敗しないための方法を教えてもらいたい。
現役転職アドバイザーが、20代後半男性の転職失敗原因4つを解説。さらには、転職失敗しないための唯一の方法も紹介します。
※この記事は3分ほどで読み終わることができます。3分後、20代後半男性であるあなたには、転職失敗しないための道筋がはっきりと見えているはずです。
20代後半男性の4つの転職失敗原因
20代後半男性の転職失敗原因は次の4つです。
- 退職することが目的になっている
- 転職活動と就職活動の区別がついていない
- キャリアプラン・ライフプランを考えていない
- 情報収集不足
転職失敗原因1 退職することが目的になっている
退職することが目的となって転職をしたいと考えている20代後半男性は、失敗する可能性が高いです。
なぜなら、転職のしやすさを優先するあまり、本来持っていたはずの希望を無理やり妥協してしまうことがあるからです。20代後半は、妥協するにはもったいない年齢なのに。
パワハラ、薄給、残業過多など、ネガティブな要因に悩まされて1ヶ月でも早く会社を辞めたい。そのために転職先を見つけたい。こういった考え、あなたにはありませんか?
転職活動したけどなかなか内定が出ず、応募する求人のレベルを下げ、何とか内定をもらう。すぐに現職を辞めたいものだから、その内定企業の内情を深く調べもせずに転職してしまう。結果、ブラック企業だった…なんてこと、20代後半男性の転職ではよくある話ですよ。
転職失敗原因2 転職活動と就職活動の区別がついていない
新卒時の就職活動の感覚で転職活動をすると、マトモな内定は貰えません。なぜなら、就職活動と転職活動とでは、やり方が全く異なるからです。
就職活動は実務経験がない学生が対象であることから、100%ポテンシャル採用(やる気、素直さ、前向きさ、地頭の良さ等)です。企業としても、採用後にしっかりと教育して一人前に育て上げようという準備があります。
一方、年齢的に数年間の実務経験がある20代後半男性の場合は、そこまで甘いものではありません。数年間の実務経験で培ったスキル・知識を活用して貢献してもらいたいと、企業は考えています。とはいえ、まだ20代ということもあり、ポテンシャル面も若干見てくれます。キャリア80%、ポテンシャル20%といった具合でしょうか。
このような企業側の思惑があるため、就職活動と転職活動は異なります。20代後半男性であれば、数年間のキャリアを振り返り、実績に裏打ちされた「強み」を意識した転職活動にする必要がある。そうしないと、希望する企業からの内定はもらえませんよ。
転職失敗原因3 キャリアプラン・ライフプランを考えていない
20代後半男性は、キャリアプラン・ライフプランを考えずに転職すると、後悔するはめになるケースが多いです。
キャリアプランを描ける最後の年代であるとともに、ライフプランを考えざるを得ない年代でもあるからです。
キャリアプランについては、これまでのキャリアの延長線上に進んでキャリアアップを目指していくのか、心機一転して未経験職へ飛び込むのかを考える必要があります。
キャリアの延長線上というプランであれば、業種・職種の将来性や、企業の人事評価制度などにも着目しなければなりません。
また、未経験職へ飛び込むということであれば、それまでのキャリアの一部または全てを捨てるということです。当然、転職直後の評価は低く、給与やポジションは控えめになる可能性が高い。それを受け入れてまで、その未経験職に進むべきかはよーく考えるべきです。
20代後半男性は、自分の希望するキャリアだけを考えればいいというものでもありません。結婚、子供、マイホーム、親の介護など、ライフプランも視野に入れた転職をしなければならないからです。
ライフプランを描き、そこから何が必要かをはじき出すことが重要。やりたい仕事に飛びつくのではなく、給与、昇給、休日、転勤の有無といった諸条件も考えるべきということですね。
このようにキャリアプランとライフプランの両面を考えないと、20代後半男性であるあなたの転職は失敗してしまいますよ。
転職失敗原因4 情報収集不足
今は情報弱者が割を食う時代です。情報収集不足により、転職失敗するケースもあります。
例えば、企業サイト内の求人募集ページ。社員愛が謳われ、仕事のやり甲斐を語る先輩社員インタビューや、笑顔あふれる社内風景写真。こういった企業サイトの求人募集ページには、求職者の高感度を上げるための編集が全力で加えられているということ、あなたはわかっていますよね? 真に受けるほど純粋(=情弱)ではないですよね?
情報は表現次第で印象操作できてしまいます。悪い情報は出さず、良い情報だけを見せる。嘘はついていませんが、真実を表しているわけでもない。1つの情報だけを信じるのではなく、複数の情報を集めて判断することが大切です。
情報収集を甘く見ていると、転職先がブラック企業だったなんて悲劇もありえますよ。
20代後半男性の唯一の転職失敗回避策
20代後半男性が転職失敗を回避する唯一の方法は、転職エージェントを利用することです。
なぜなら、転職エージェントが、求職者の転職満足度を上げなければ損をするという収益構造になっているからです。転職エージェントは自分たちのために、何としてでも満足度の高い転職結果になるよう支援しなければならないんです。
あなたも知っているとおり、転職エージェントは、紹介した人材が企業に採用されることで報酬を得ています。想定年収の30%ほどが報酬の相場。想定年収500万円の採用が決まったら、150万円を転職エージェントは報酬として受け取る計算です。高額ですね。
そしてここからが重要なんですが、もし転職後に短期間で紹介した人材が退職してしまった場合、転職エージェントは企業側に対して、ペナルティとして報酬の一部または全部を返金することになっています。これは、転職エージェントとしてはとても痛い話。
このようなことから転職エージェントは、求職者が長期的に満足できるような転職をさせなければならないという構造になっているのです。転職エージェントは「とにかく転職させればいい」というようなその場限りのいい加減な求人紹介や転職アドバイスをすることができないんです。
転職エージェントを利用することで、次のようなメリットがあります。
- 自己分析に対して客観的かつ適切なアドバイスをしてもらえる
- キャリアプラン・ライフプランを充足させる求人を紹介してもらえる
- 一般には出回っていないレアな企業情報(内情等)まで提供してもらえる
- 希望する企業から内定を得られるような選考対策をしてもらえる
- 年収や待遇などの条件交渉もしてもらえる
このように、転職エージェントを利用することで、前述した「20代後半男性の4つの転職失敗原因」のすべてが一挙に解決します。転職エージェントを利用しないで転職活動をするという20代後半男性がいたとしたら、それは極度の自信家か、単なる情報弱者のどちらかですね。
ちなみに、転職エージェントは全国に20,000社ほどありますが、現役転職アドバイザーである私から見て、20代後半男性に自信をもっておすすめできるのは次の2社です。
リクルートエージェント |
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パソナキャリア |
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煽りなしのガチ評価です。
回り道せずに転職成功に向けたレールに乗っかるためにも、いち早くこの2社をチェックしてみてくださいね。どちらも完全無料のサービスですよ。
まとめ|20代後半男性の転職失敗原因4つ|唯一の失敗回避策
では簡潔にまとめます。
- 退職することが目的になっている
- 転職活動と就職活動の区別がついていない
- キャリアプラン・ライフプランを考えていない
- 情報収集不足
- 転職エージェント【リクルートエージェント】【パソナキャリア】を利用する
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
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