
JACリクルートメントってハイクラス専門の転職エージェントだよね。かなり年収の高い求人が集まっているそうだけど、メリットとデメリットは何だろう? 私はJACリクルートメントを使ってもいいんだろうか?
現役転職アドバイザーが、JACリクルートメントのメリットとデメリットについて利用者の評判も考慮してわかりやすく解説。さらに、JACリクルートメントの利用時の注意点や利用可能な人についても説明しています。
※この記事は5分程度で読み終わることができます。5分後には、あなたはJACリクルートメントを使うべきか否か、使うとすれば何に気をつければいいのかをはっきりと理解できているはずです。
JACリクルートメントのメリット
JACリクルートメントのメリットは次の3つです。
- ハイクラス求人案件が豊富
- 転職コンサルタントの質が高い
- 両面型のため選考対策万全
メリット1 ハイクラス求人案件が豊富
自分は給与よりもキャリアを重視していた。
メールでその旨を予め伝えておき、JACとの初面談に臨んだ。
コンサルタントは自分の意を汲んでくれており、現在よりも上の職位かつ、高待遇案件を紹介してくれた。
いずれも自分には身に余る案件であり萎縮したが、コンサルタントからの力強い声がけもあって応募、採用となった。
他のエージェントにも登録をし、実際にコンサルタントの面談も受けてきたが、希望以上の案件を何件も紹介されることはなかった。
JACが質の高い案件を多数持っていることに驚いたし、実際にそこに採用されるほどのサポートをしてくれたコンサルタントにはとても感謝している。
評価:★★★★☆|年齢:33歳|職種:SE
JACリクルートメントにはハイクラス求人を多数保有しています。
JACリクルートメントは、母数の少ないハイクラス特化型の転職エージェントでありながら、国内3位の規模を誇ります。
転職業界において国内1位のリクルートエージェント、2位のdodaとも幅広い層に対して転職支援しています。
一方、JACリクルートメントは、母数の少ないハイクラス特化型の転職エージェントでありながら、国内3位の規模を誇ります。
いかにJACリクルートメントにハイクラス案件が集中しているかがわかりますね。
メリット2 転職コンサルタントの質が高い
ここは業界に精通したコンサルタントが仕事紹介からその後のアドバイスまでしてくれました。業界の専門用語は当然のこと、業界の流れや将来性についてまで語れるレベルだったので驚いていたところ、元々が業界の人間だったそうです。業界経験者ということで、コンサルタントに対する信頼度がとても増しました。他エージェントでは、一般人でも知っているような表面的な話しかできないコンサルタントばかりでしたから。紹介してくれる案件も的を射たものでした。面接などに関するアドバイスも適切で、おかげで満足のできる転職がかないました。
評価:★★★★☆|年齢:35歳|職種:MD
1次面接で不採用となったこともありましたが、JACリクルートメントのキャリアアドバイザーは、どんな点で不採用になったのかをフィードバックしてくれました。自己アピールを、私が緊張のために練習通りにできなかったことが不採用になった大きな原因だろうということもありました。キャリアアドバイザーは、私が緊張の中でもまともに話せるように、私の自己アピールの短いバージョンを口頭で作ってくれました。この後は、書類が通った3社全て面接も通って内定をもらえました。私の面接内容から改善ポイントを見つけて次に生きるようにアレンジしてくれたキャリアアドバイザーのお陰です。
評価:★★★★★|年齢:34歳|職種:プログラマ
JACリクルートメントの転職コンサルタントの質は、業界屈指と評価されています。評判・口コミ情報から、JACリクルートメントの転職コンサルタントの質の高さの特長は、次の3点だとわかります。
- 業種・職種に精通しており、提案力が高い
- 企業情報を熟知しているため、選考対策が万全
- 連絡の迅速さなど、基本的なサービスクオリティも安定
こういった転職コンサルタントの質の高いサポートを受けることができるため、ストレスなく転職活動を進めることができます。
メリット3 両面型のため選考対策万全
コンサルタントが企業の内部情報に精通していた。具体的には、人事担当者がどのような役職の人で何に選考の重点を置いているのかということ、求人ポジションがどのような経緯から募集されるに至ったのかということ、過去に採用された人の経歴はどのようなものが多かったのかということ等である。他の転職エージェントが一般論しか語ってくれないなか、ここまでコアな情報を提供してくれたJACリクルートメントのリサーチ力には頭が下がる。お陰様で、40代という年齢でありながら2ヶ月足らずで望んだ転職をかなえることができた。
評価:★★★★★|年齢:44歳|職種:事業企画
JACリクルートメントは、求職者の対応をする転職コンサルタントが、企業担当にもなっています。これを両面型といいます。
転職コンサルタントは、企業の募集背景や現場事情といった具体的な企業情報を持っているのです。
このため、JACリクルートメントの転職コンサルタントが求職者に対して、適切なサポートを提供できるということですね。
JACリクルートメントのデメリット
続いて、JACリクルートメントのデメリットを見てみましょう。
- ミドルキャリア以上でなければ求人紹介はない
- 転職コンサルタントが案件ごとに異なって煩雑
デメリット1 ミドルキャリア以上でなければ求人紹介はない
ある程度の職歴がないと仕事を紹介してもらえないとは聞いていたが、まさに自分がそうだった。
登録時こそ仕事の紹介はあったが、応募を断ってからは1件も紹介されなかった。
向こうが期待していた職歴じゃなかったというのも影響したのかもしれないが。
自分のように40代で年収500万程度の非管理職では放置プレーされる可能性が高い。
自分の価値が客観的にわかったということはプラスといえばプラスだった。
評価:★★☆☆☆|年齢:35歳|職種:広告関連
JACリクルートメントは、エグゼクティブ、管理職、スペシャリストといったハイクラス向けの転職エージェントです。
したがって、ミドルクラスはギリギリ、ロークラスは残念ながら相手にしてもらえません。
とはいっても、管理職経験がない転職希望者でもJACリクルートメントから応募して内定を掴んでいるケースが多々あります。
特に、30代後半までであればその傾向が強いです(40代以降は管理職経験必須です)。
他の転職エージェントと比べると入り口は狭いものの、年齢とキャリアのバランスがJACリクルートメントの想定値に至っていれば最高のサポートを受けることができるのです。
JACリクルートメントのサポートを受けられるか否かについては、後ほど解説します。
デメリット2 転職コンサルタントが案件ごとに異なって煩雑
JACは他社とは違い、担当者が求人案件ごとにつきます。一応、担当者間で連携が取れているのか、例えば面接日程が重なったり、職歴書のチェックポイントが担当者ごとに異なっていたりという齟齬はありません。が、「この人だけを頼れば間違いない」という安心感がありません。選考の状況は随時メールでもらえますが、求人の数だけ担当者がいるため、正直誰が誰だかわからなくなります。担当者ごとにサポートの質が異なるわけではないため問題ないと問題ないのかもしれませんが、効率主義だよな~とは思いました。
評価:★★★☆☆|年齢:35歳|職種:コンサルティング営業
JACリクルートメントが採用している両面型(転職コンサルタントが企業窓口を兼務)のデメリットが、求人案件ごとにコンサルタントが入れ替わるということです。
求人案件に関する詳細な情報・対策法を得られる代わりに、各コンサルタントとの関係性が希薄になりがちともいわれています。
効率よりもコンサルタントとの深い繋がりを求めたいという転職希望車の場合は、物足りなさを感じるかもしれません。
この他にもJACリクルートメントに関する評判・口コミ情報があります。こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
JACリクルートメントを利用できる人とは?
利用するメリットの多いJACリクルートメントですが、ハイクラス特化という特徴があります。
つまり、少なくともミドルクラス以上、できればハイクラスでなければJACリクルートメントを利用することはできません。
ハイクラスやミドルクラスといった見分け方は色々とありますが、最も簡単なものは現在の年収です。一般的に年収はその人のキャリアの価値を表すものだからです。
ハイクラスに該当する年収とは、年代ごとに次のようになっています。
- 20代は現年収500万円以上
- 30代は現年収600万円以上
- 40代は現年収800万円以上
あなたが上記年収に該当している場合は、転職業界最高レベルといわれるJACリクルートメントのサポートを受けられる可能性が非常に高いです。
また、上記年収を若干下回っている場合は、ミドルクラス上位と評価され、サポート対象となる可能性もあります。試しに登録だけでもしてみましょう。
JACリクルートメントへの登録は、【JACリクルートメント公式サイト】からになります。
JACリクルートメント利用時の注意点
JACリクルートメントにWeb登録した後、注意すべき点が3つあります。
- 面談可能日程は緩めに伝える
- 他の転職サービスの利用状況は漏れなく伝える
- 転職コンサルタントを混同しない
注意点1 面談可能日程は早めに設定する
JACリクルートメントにWeb登録した後は、転職コンサルタントとの面談になります。
JACリクルートメントのオフィスを訪問して面談を受けるわけですが、これはできる限り早めに設定しましょう。
なぜなら、この面談を経ないとサポートがスタートしないからです。
そもそもハイクラス求人は数が限られています。サポートが遅れれば遅れるほど、貴重なハイクラス求人が他の人で決まっていってしまいます。
良い物は早くなくなるというのは世の常。出遅れて好条件の求人を逃すことのないよう、JACリクルートメントの面談は早く受けましょう。
注意点2 他の転職サービスの利用状況は漏れなく伝える
JACリクルートメント利用者の多くが、他のハイクラス向け転職サービスを利用します。
前述のとおり、ハイクラス求人は数に限りがあります。ハイクラス求人にできる限り多く当たりたいと、ハイクラス向け転職サービスの複数併用者が多いのです。
ちなみに、JACリクルートメントと併用されることが多いハイクラス向け転職サービスは、【ビズリーチ】と【キャリアカーバー】の2社です。
こういった複数の転職サービスを併用している場合、他社の利用状況は必ず転職コンサルタントに伝えてください。
なぜなら、応募の重複を避けることができ、さらには「自分の紹介で転職成功させたい!」という転職コンサルタントの意欲を喚起するからです。
注意点3 転職コンサルタントを混同しない
デメリットの箇所でも説明しましたが、JACリクルートメントは両面型を採用していることもあり、求人案件ごとに転職コンサルタントが異なります。
つまり、複数の求人の紹介を受けたり応募をしたりした場合、複数の転職コンサルタントと遣り取りをすることになるのです。
1人の担当だけと連絡を取り合えばいい他の転職エージェントとは大きく異なる点ですから、間違えないようにしてくださいね。
JACリクルートメントに関するよくある質問
完全無料で利用できます。
電話での登録はできません。【JACリクルートメント公式サイト】からの登録しか受け付けていません。
早ければ即日、遅い場合は1週間ほどかかります。
JACリクルートメントの各拠点で行われます。拠点は次のとおりです。
- 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング14階
- 東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線「神保町駅」 A9出口より徒歩2分
- 東京メトロ東西線「竹橋駅」 3b出口より徒歩5分
- 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」 B7出口より徒歩5分
- JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口より徒歩8分
- 埼玉県さいたま市大宮区桜木町一丁目7番地5 ソニックシティビル20階
- JR線・東武野田線「大宮駅」 西口歩行者デッキにて直結徒歩3分
- 神奈川県横浜市西区高島2-19-12 スカイビル18階
- JR各線「横浜駅」 東口より直結徒歩5分
- 愛知県名古屋市中区錦2-9-27 NMF名古屋伏見ビル10階
- 市営地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」1番出口より徒歩1分
- 市営地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内駅」6番出口より徒歩4分
- 静岡県静岡市葵区御幸町11番地30 エクセルワード静岡ビル4階
- JR「静岡駅」北口より徒歩3分
- 大阪府大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト オフィスタワー12階
- 阪神本線「梅田駅」 西口すぐ
- 地下鉄四つ橋線「西梅田駅」すぐ
- JR各線「大阪駅」桜橋口より徒歩2分
- JR東西線「北新地駅」西梅田方面へ徒歩2分
- 京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸4階
- 地下鉄烏丸線「四条駅」 2番出口 四条烏丸西直結
- 阪急京都線「烏丸駅」 23番出口 住友信託銀行口直結
- 兵庫県神戸市中央区磯上通8-3-10 井門三宮ビル10階
- 神戸市営地下鉄海岸線「三宮・花時計前駅」さんちかC2出口直結
- 阪急神戸線「神戸三宮駅」東改札口より徒歩6分
- 阪神本線「神戸三宮駅」西口番出口より徒歩5分
- 広島県広島市東区若草町12番1号 アクティブインターシティ広島8階
- JR各線「広島駅」より徒歩4分
拠点が遠方の場合は、電話面談も可能です。
なお、面談時の服装はスーツもしくはオフィスカジュアルです。スーツの場合、面接を想定した身だしなみに関するアドバイスもしてもらえます。
基本的にデメリットはありません。あなたの希望に即していない求人案件であれば丁重にお断りしてください。
といったものの、希望条件から若干外れた項目があるだけで片っ端から断ってしまうのも問題です。なぜなら、すべての希望条件を満たす求人案件などないからです。
JACリクルートメントのコンサルタントは、現役転職アドバイザーの私から見ても優秀な方が多いです。そんな彼らが紹介してきた求人案件は、何かしらあなたにメリットがあるもののはず。
応募を断る前に、どのような意図で紹介してきたのかを、コンサルタントに確認してみることをおすすめします。
【JACリクルートメント公式サイト】から登録済みであれば、応募可能です。
緊急性の高い状況(面接日程調整等)の場合は、電話・メールが比較的多めに来る可能性はあります。
しかしこれ以外のケースで、コンサルタントから電話やメールがしつこいと感じられるほど来るということはありません。
まとめ|JACリクルートメントのメリットとデメリット
上記をまとめます。
- ハイクラス求人案件が豊富
- 転職コンサルタントの質が高い
- 両面型のため選考対策万全
- ミドルキャリア以上でなければ求人紹介はない
- 転職コンサルタントが案件ごとに異なって煩雑
- 20代は現年収500万円以上
- 30代は現年収600万円以上
- 40代は現年収800万円以上
ただし、若干であれば上記に届かなくとも可能な場合がある。
JACリクルートメントへの登録は、【JACリクルートメント公式サイト】からになります。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。