
明日は面接。志望動機や自己PRの練習はしておいた。履歴書と職務経歴書もバッグに入れた。準備万端。あとは、面接マナーをチェックしておくぐらいだよね。ところで、面接マナーってなんだっけ?
現役転職アドバイザーが、転職面接のNGマナーを紹介します。どれほど良い返答をしたとしても、そのマナーだと落とされてしまいますよ、というやつです。たかがマナー、されどマナー。マナーごときで落とされたら悔しいですよね? そうならないようにチェックしてくださいね。
面接NGマナー1 到着が早すぎる
到着が早すぎるというのは、NGマナーマナーです。
なぜなら、空気を読んでいない感がとてつもなく出てしまうから。
「早く来て何するの? 不審者のようにボーって立ってるの? そこに立たれても困るんだけど?」とまあ、こういう感じです。
遅刻は論外ですが、到着が早すぎるのも相手に迷惑をかけます。
早く着いてしまったのであれば、近くのドトールで面接の想定問答集でも読んでイメトレしておきましょ。ただし、禁煙室は駄目ですからね。
面接NGマナー2 挨拶を忘れる
挨拶を忘れるというのも、当然のことながらNGマナー。幼稚園児でもわかることです。
とはいえ、実際に忘れる人はいます。本当にいます。

どうぞ

失礼します(カチャ)(ストッ)

…
本当にあります。この瞬間、面接官が手元の紙に何かを書き込んだはずです。「×」と。
面接NGマナー3 椅子の背もたれに寄りかかる
椅子の背もたれに寄りかかるのもNGマナーです。
椅子の背もたれには背中を付けてはいけません。たとえ猫背であってもです。あ、猫背なら背もたれから離れる方ですね。
仕方ないかと思ってもらえるのは、体重200キロ超の関取ぐらいでしょうね。
長時間、背もたれに背をつけずにピシッと座っていると、さすがに疲れてきます。1時間以上の面接とか普通にありますからね。
でも我慢です。背もたれに背中つけたら負けです。どれほど背中が張ってきたとしても我慢しましょう。もちろん表情には出さずに。
それなら背もたれのない椅子を用意してくれればいいのにと思いました? ワガママですね。座らせてもらっただけでも良かったと思いましょう。
面接NGマナー4 落ち着きがない
落ち着きがないことも、面接のNGマナーです。
貧乏ゆすりをするというのはわかりやすいですよね。
意外にやってしまう人が多いのは、指先をいじることです。爪を掃除しているのか、甘皮を向いているのかわかりませんが、とにかく多い。これも駄目です。
草食動物のようにキョロキョロとする人もいますね。これも落ち着かない行動。
こういった落ち着きがない行動は、精神的に弱いことを自らばらしてしまっているようなもの。弱い人間などほしくないですからね、企業側は。
面接NGマナー5 面接官と目を合わせない
面接官と目を合わせない、これもNGマナーです。
人の目を見て話せないのは本気でやばいですよ、ビジネスの現場においては。目を見るのが苦手という人は多いですが、それは甘えですからね。
ところで、目を合わせることが苦手ならネクタイの結び目を見ればいいという説があります。面接官との距離が5メートル以上離れていれば良いかもしれません。が、それ未満だと怪しいですよ。
「こいつ、俺の喉仏に話しかけてる?」みたいな。面接官が女性だったら「私の鎖骨ばかり見てなんなの?」となるわけで。
相手の目を見て話せるように訓練しておきましょう。鏡の中の自分に向かって練習するなどで、です。
面接NGマナー6 早口すぎる
早口すぎることもNGマナーです。
早口だと焦っているように見えてしまうからですね。「あー、こいつ、いい歳して動揺してる。ショボいな」と面接官に思われてます。
早口で話すことで聡明さを表現できると勘違いしている人もいます。面接の場でそれはないですからね。
面接NGマナー7 声が小さい
声が小さいというのもNGマナー。純粋に何を言っているのか聞こえないのと、自信がなさそうな雰囲気を醸し出しているのがその理由です。
本来、面接とは「私にはこんなスキルがあるので、私を採用すれば、おたくの会社にはこんなにも多くの利益が生まれるんですよ!」というアピールをする場。
面接官もそういったアピールを待ちに待っているのです。ドヤ顔で礼儀正しい自慢をしてほしいというわけですね。
それなのに、小声でボソボソ話すというのはその真逆。面接時間は予定よりも大幅に短い時間で終了することでしょう。
面接NGマナー8 語尾に締まりがない
語尾に締まりがないこともNGマナーです。
面接という正式な場で、出川哲朗のように「~でぇ」みたいにな話し方をしてしまっては、常識を疑われます。
20代に時々いるのが、「~なんですよぉ」という語尾を乱発する女性。アパレル店員募集だとしても、面接という場ではNGですよぉ。
面接NGマナー9 一方的に話しまくる
一方的に話しまくることも、典型的なNGマナーです。コミュニケーション能力が低いと判断されるからですね。
一方的に話しまくる人でコミュニケーション能力が高い人なんて、落語家ぐらいですよ。
話しまくられている受け身である面接官は「こいつの話、長いしウザい」と思ってます、間違いなく。徐々に曇っていく面接官の表情を見ればわかりますよ。
面接NGマナー10 「はい」「いいえ」だけの返答をする
「はい」「いいえ」だけの返答をすることもNGマナーです。
面接官が投げかける質問の中には、「はい」「いいえ」でしか答えようのないものもあるはず。そうであっても、「はい」「いいえ」で終わらせてはいけませんよ。
面接官は、その質問をきっかけとして「どうぞ話してください」とボールを投げてきているのです。その意図を汲み取りましょう。

今日は暑いですね

はい
…というやり取りと、

今日は暑いですね

はい、汗が吹き出てしまったので駅のトイレで下着を着替えました!ハハハ!
…というやり取り。
どちらが面接官に良いイメージを与えられるでしょうか。あれ? どちらも微妙ですかね。
面接NGマナー11 公開されている情報を質問する
すでに公開されている情報を質問することもNGマナーです。

御社は海外展開はされていらっしゃるのでしょうか?

ホームページはご覧になってないですか?

(チッ、質問に質問で答えやがって)

(ググレカス)
こういう不毛なやり取りが続くわけではありませんが、調べればわかることを面接という場で聞くというのは、なかなかの勇者です。
「御社には興味ありません。面接だというのでとりあえず来ただけです」と告白しているようなものですからね。
面接NGマナー12 スマホが鳴る(バイブ含め)
スマホの着信音を切っておかなければならないということぐらい誰でもわかりますよね。ですが、バイブまで止めている人は意外に少ないですよ。
面接中、何度も鳴るバイブ音。そのたびに集中は途切れますし、「(あっ)」という表情が3ミリぐらい出てしまって情けない。
面接が終わってから、頻繁にやり取りされていたLINEのグループトークに対して怒りを覚えるわけですね。そんなに熱くなったところで、もう試合終了なんですけどね。
まとめ|不採用確定!転職面接でやりがちな12の絶対NGマナー
いかがでしたか? 上記12個が、転職面接でよくあるNGマナーです。
これをやってしまうことで即アウトということにはならないかもしれませんが、確実に評価は下がりますよ。
こういったNGマナーは、自分では気がついていない場合も多いので、このページをプリントアウトしてトイレの壁にでも貼って毎日見るようにしてください。