
ビズリーチのプラチナスカウトは無料会員でも送られてくるらしいけど本当のところはどうなんだろう。なんか怪しい気がしないでもないんだが、危険性はないのかな?
現役転職アドバイザーが、ビズリーチのプラチナスカウトの特徴を軽く説明した後、プラチナスカウトが実際にどれぐらい来るのか、実体験を交えて紹介。さらに、プラチナスカウトに潜む危険性とその回避策や、プラチナスカウトを大量に受け取るコツなどを解説します。
※この記事は5分程度で読み終わることができます。5分後、あなたはビズリーチのプラチナスカウトを安全に使いこなす具体策を理解できているはずです。
ビズリーチのプラチナスカウト3つの特徴
ビズリーチのプラチナスカウトには、次の3つの特徴があります。
- 面談・面接が確約されている
- 社長・役員が自ら送信している場合がある
- 無料会員でも閲覧・返信できる
特徴1 面談・面接が確約されている
ビズリーチのプラチナスカウトとは、ヘッドハンターや企業との面談・面接が確約されたスカウトのことです。
ヘッドハンターからのプラチナスカウトは「面談」、企業からのプラチナスカウトは「面談」か「面接」のどちらかです。
- ヘッドハンターが持っている求人案件の詳細を、転職者に案内する場。問題なければそのまま応募に進む。
- ヘッドハンターによるキャリアカウンセリングを受けることもできる。
- ヘッドハンターのオフィスを訪問するほか、忙しい場合は電話やテレビ電話で対応してもらえるケースもある。
- 選考ではない…という話だが、実質的な1次面接の場合もある。
- 求職者と企業とは対等の立場であり、お互いが情報交換をする場。
- 企業側が転職者の志望度を高めさせるために用いることもある。
- 選考の場。
- 書類選考はすでにパスしたものとして、この面接選考が行われる。
このように、転職者からすると非常に大きなメリットのあるビズリーチのプラチナスカウト。上手に使いこなしましょう。
特徴2 社長・役員が自ら送信している場合がある
企業から送られてくるビズリーチのプラチナスカウトは、企業の採用担当者が送信者とは限りません。企業の社長・役員自らが送信してくるケースもあるのです。
最初から社長面接・役員面接となるケースが高いため、複数回の面接を回避でき、面接1回で内定できる可能性も。大きなメリットがありますね。
特徴3 無料会員でも閲覧・返信できる
ビズリーチには、有料(プレミアム)と無料(スタンダード)という2つのステージがあります。
通常のスカウトの場合、無料会員ではスカウトが来たということがわかるだけで、スカウトへの返信はもちろんのこと、中身の閲覧すらできません。通常スカウトの閲覧・返信は、有料会員しかできないのです。
一方、プラチナスカウトの場合は、有料会員だけでなく無料会員も閲覧・返信が可能。プラチナスカウトと通常のスカウトの比較表を作りましたのでチェックしてみてください。
プラチナスカウト | (通常の)スカウト | |
有料(プレミアム) | 受信・閲覧・返信可能 | 受信・閲覧・返信可能 |
無料(スタンダード) | 受信・閲覧・返信可能 | 受信のみ可能 |
面談・面接確約 | 有 | 無 |
ビズリーチによる内定決定者の7割がプラチナスカウト経由らしいです。そんなプラチナスカウトを無料会員でも使えるのですから嬉しいですね。
ビズリーチのプラチナスカウトはどれぐらい来る?
ビズリーチから届くスカウトには、通常のスカウトとプラチナスカウトがあります。これらの割合はどの程度なのでしょうか。
ビズリーチから公表されているデータがありませんので、私自身のデータを次のとおり紹介します。
プラチナスカウト | (通常の)スカウト | |
ヘッドハンターから | 11件(25.0%) | 17件(38.6%) |
企業から | 15件(34.1%) | 1件(2.3%) |
このとおり、ヘッドハンター・企業両方からのプラチナスカウトは、全スカウトの59.1%でした。なんと半数以上がプラチナスカウトです。
プラチナスカウトのうち、ヘッドハンターからのものはいずれも面談依頼でした。ヘッドハンターには、大手転職エージェント所属のキャリアコンサルタントも、独立した個人ヘッドハンターもいました。
企業からのプラチナスカウト15件のうち、1件のみ「カジュアルな面談」という表現がありました。それ以外の14件は面接選考のお誘いでした。この中には、社長面接が1件、役員面接が4件含まれていました。
なお、私はスタンダードステージ(無料)だったため、(通常の)スカウトの内容を閲覧することはできませんでした。
このことからわかるのは、ビズリーチは登録後に豊富なプラチナスカウトを受け取ることができるため、無料会員でも充分な恩恵を受けることができるということです。
ビズリーチのプラチナスカウトの危険性は?
結論から書きます。ビズリーチのプラチナスカウトに危険性はあります。
それは、個人情報のダダ漏れです。
ビズリーチは職務経歴書の公開ブロック設定ができます。在職中の企業を公開ブロックすることで、ビズリーチを使って転職活動をしていることがバレづらくなるのです。
ですが、これで安心してはいけません。在職中の企業をブロックしても、転職活動がバレるケースはあります。例えば次のようなケースです。
- 現在の取引先企業にバレる
- 現在在職中の関連企業にバレる
- 過去に在籍していた企業にバレる
- 過去に在籍していた企業の関連企業にバレる
- 過去の取引先企業にバレる
ビズリーチ内でヘッドハンターや企業に公開する職務経歴書には「氏名」は入りません。しかし、現在・過去の在籍企業名は当然入ります。業務内容ももちろんです。たとえ氏名が載っていなかったとしても、容易に個人特定されてしまうのです。
取引先や過去の在籍企業に転職活動をしていることがバレれば、ちょっとしたことから現在の在籍企業に情報は伝わってしまうもの。こうして、転職活動をしていることがバレてしまうのです。
ビズリーチのプラチナスカウトを安全に利用する方法は?
個人情報のダダ漏れというビズリーチのプラチナスカウトの危険性を回避する方法があります。
それは、徹底的な企業ブロックです。ビズリーチのサイト内で、次に該当する企業をブロックしましょう。
- 現在の取引先企業
- 現在在職中の関連企業
- 過去に在籍していた企業
- 過去に在籍していた企業の関連企業
- 過去の取引先企業
ここまでやりきらないと安心はできませんのでやりきりましょう。
なお、このような徹底的な企業ブロックはビズリーチに限ったことではありません。【リクナビNEXT】など、職務経歴書を公開してスカウトを求める転職サービスを利用する場合は必須です。
いい機会です。これを機にブロックするべき企業をリスト化しておきましょう
ビズリーチのプラチナスカウトを大量に受け取る3つの方法
ビズリーチを利用して転職を果たした人のうち、プラチナスカウト経由は70%に上ります。つまり、ビズリーチを有効活用するためには、プラチナスカウトをより多く獲得したいところ。
ビズリーチのプラチナスカウトを大量に受け取るためには、以下、3つの方法があります。
- 職務経歴書を充実させる
- 頻繁にログインをする
- 関連する語句を散りばめる
方法1 職務経歴書を充実させる
ビズリーチに登録しているヘッドハンターや企業は、求職者の職務経歴書を見てプラチナスカウトを送信するか否かを判断します。したがって、職務経歴書の内容を充実させなければなりません。
気を付けなければならないのは、たとえ高いキャリアを有していたとしても、職務経歴書の書き方がショボくては、プラチナスカウトは増えないということ。
ビズリーチサイト内の職務経歴書例を参考に、会員ページ内の「職務要約」「職務経歴詳細」「スキル」の3要素は、必ず具体的に入力してください。
これをしておかないと、ヘッドハンターや企業にあなたの経験・スキルが伝わりませんし、そもそも転職意欲が薄いと思われてしまいますから。
方法2 頻繁にログインをする
ビズリーチに登録しているヘッドハンターや企業担当者が求職者の職務経歴書を検索すると、最終ログインが新しい人から表示される仕組みになっています。
ビズリーチに頻繁にログインすることで、あなたの職務経歴書はヘッドハンターや企業の目に留まりやすくなるため、プラチナスカウトに繋がるチャンスが増えるのです。
方法3 関連する語句を散りばめる
ビズリーチに登録しているヘッドハンターや企業担当者は、求職者の職務経歴を検索する際にフリーワード検索を使用することが多いです。
このフリーワード検索に引っかかるよう、企業・職務に関連する語句を職務経歴書内に散りばめてください。
ビズリーチのプラチナスカウトがどうしてもこない場合の代替案
いかに対策を講じても、ビズリーチのプラチナスカウトが来ないという場合があります。
これは、残念ながらあなたのキャリアが、ビズリーチに登録しているヘッドハンターや企業にとって魅力的ではないためです。
このような場合、ビズリーチに固執していても先はありませんので、別の転職サービスの利用を考えてください。
給与アップ・キャリアアップを目指すのであれば、ハイクラス向けの転職エージェントの利用が良いでしょう。
また、より幅広いキャリア層に対応している転職エージェントや転職サイトを利用してみるのアリです。
具体的には、次の転職サービスがおすすめです。
まとめ|ビズリーチのプラチナスカウトはどれぐらい来る?危険性は?
上記をまとめます。
- ヘッドハンター・企業両方からのプラチナスカウトは、全スカウトの59.1%(26件)
- プラチナスカウトの内訳は、ヘッドハンターとの面談が42.3%(11件)、企業との面談が3.8%(1件)、企業との面接が53.8%(14件)
- 危険性:在職中の企業をブロック設定しても、関連企業や取引先などにバレてしまうことがある
- 回避策:過去在籍企業、関連企業、取引先企業など徹底的にブロックすることでバレるリスクを無くすことができる
ビズリーチのプラチナスカウトを安全に使いこなして、ハイクラス転職を成功させましょう!
なお、ビズリーチへの登録は、【ビズリーチ公式サイト】からになります。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
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