
ビズリーチのヘッドハンターっていったい何者? とりあえずビズリーチに登録しておけば、ヘッドハンターから連絡が来るのかな?
現役転職アドバイザーが、ビズリーチのヘッドハンターの正体や利用の流れについて解説。さらに、ビズリーとのヘッドハンターとの賢い付き合い方なども紹介します。
※この記事は3分程度で読み終わることができます。3分後、あなたには、ビズリーチのヘッドハンターと上手に付き合って転職成功できる道筋がはっきりと見えているはずです。
ビズリーチのヘッドハンターの正体
ビズリーチに登録しているヘッドハンターとは次のような人たちです。
転職エージェントのキャリアアドバイザー |
|
エグゼクティブサーチファームのヘッドハンター |
|
独立系の人材紹介業者 |
|
ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトであるため、優秀な求職者が多数登録します。ちなみに、ビズリーチ登録者の直近年収の平均は840万円だとか。
こういったハイクラスの求職者データは転職市場において極めて貴重。このデータにアクセスし、スカウトという形でアプローチするために、上記転職支援サービス従事者たちはビズリーチにヘッドハンターとして登録するのです。
もちろん、ビズリーチの恩恵はヘッドハンターだけが享受しているわけではありません。
転職活動中のあなたにも、ビズリーチに登録するだけで各社から集まった優秀なヘッドハンターからのスカウトを受けられたり、ヘッドハンター自体を検索してアプローチを掛けることもできるという大きなメリットがあるのです。
ビズリーチのヘッドハンター利用の流れ
ビズリーチのヘッドハンター利用は次の流れになります。
- ビズリーチ登録~ヘッドハンターとのコンタクト
- ヘッドハンターとの面談
- 選考~転職先決定
流れ1 ビズリーチ登録~ヘッドハンターとのコンタクト
まずはビズリーチに登録し、ビズリーチの審査に通らなければなりません。
ビズリーチの審査を通過するには、職務経歴書をしっかり入力する、及び年齢に見合ったキャリア・年収であるという条件があります。
詳しくはこちらの記事にまとめましたので、チェックしておいてください。
また、ヘッドハンターの機能を使いこなすには、プレミアムステージ(有料会員)がベターです。直近年収750万円未満はタレント会員として2,980円/30日、直近年収750万円以上はハイクラス会員として4,980円/日がかかります。
しかし安心してください。プレミアムステージ(有料会員)としての機能は無料で3ヶ月間ほど利用することができます。具体的な方法はこちらの記事にまとめましたので、後でチェックしてください。
ちなみに、タレント会員とハイクラス会員の違いは2点のみ。タレント会員は年収1,000万円以上の求人案件に応募できないのに対してハイクラスは全て応募可能ということ、およびタレント会員はハイクラス専門のヘッドハンターのサポートを受けられないこと、です。
「ビズリーチの審査を通過する」「ビズリーチの有料プランを利用する」という2つをクリアすることで、あなたはヘッドハンターからのスカウトに返信できたり、ヘッドハンターを検索して連絡を取ったりすることができるようになります。
流れ2 ヘッドハンターとの面談
ビズリーチでのヘッドハンター利用方法には次の2つがあります。
- ヘッドハンターからのスカウトを待つ
- ヘッドハンターを検索してあなたからアプローチする
このどちらかを経て、ヘッドハンターとの面談になります。
ヘッドハンターとの面談場所は決まっていません。例えば次のような場所・方法があります。
- ビズリーチのオフィス
- ヘッドハンターの所属する転職エージェントのオフィス
- カフェ
- 電話による面談
- テレビ電話による面談
場所・日時については、あなたとヘッドハンターとで調整して決めることが通常です。希望がある場合は伝えましょう。
ヘッドハンターとの面談の所要時間は30分~2時間程度で、面談時の服装はオフィスカジュアルでOKです。ヘッドハンターはあなたの味方ですから、気負わずに自然体で接して問題ありません。
ヘッドハンターとの面談においては、これまでのキャリアや今後の希望についてのヒアリングがあります。その後、ヘッドハンターは予め用意していた求人案件(あなたの希望やスキルに合った案件)を紹介してくることが多いです。
場合によっては、すでに企業への紹介・書類選考は済んでおり、面接選考の打合せというケースもあります。面談前に、どのような趣旨で面談をするのかをヘッドハンターに確認しておいてください。
ところで、ヘッドハンターによって面談内容は大きく異なることは知っておいてください。
例えば、大手転職エージェントの面談では応募書類の書き方の指導等もしてくれることがあります。しかし、ビズリーチ経由のヘッドハンターとの面談では、そこまでやってくれることはレアケースです。
転職の基本から教わりたいという場合は、ビズリーチだけでなく大手転職エージェントも併用しましょう。転職エージェントはいくつもありますが、ビズリーチとの相性が特に良いのは、【リクルートエージェント】と【パソナキャリア】の2社です。
流れ3 選考~転職先決定
ヘッドハンターとの面談が終了し、提示された求人案件に対してあなたが応募を希望した場合、ヘッドハンターを通して企業に紹介され書類選考に入ります。
書類選考が通過すれば面接選考へ進むわけですが、面接選考前にヘッドハンターから面接対策に関するアドバイスがもらえます。ヘッドハンターは企業側の採用情報(採用基準、採用担当者等)を把握しているため、実践的なアドバイスが期待できます。
面接選考が無事通過して内定となった後、あなたの条件交渉に入ります。ヘッドハンターが条件交渉を代行してくれますので、あなたの希望をヘッドハンターにぶつけてください。
条件交渉といっても、提示されていた求人条件を大きく超える条件を獲得しようというものではありません。当初の求人条件に含まれていなかった内容の調整という性質のものだということは理解しておきましょう。
あなたと企業双方の条件が見合えば、晴れて転職先決定となります。
ビズリーチのヘッドハンターの賢い付き合い方
ビズリーチを利用する趣旨は、希望する求人案件への転職です。ヘッドハンターと出会うことではありません。したがって、ヘッドハンターとコンタクトを取れた後も気を引き締めて臨まなければなりません。
- 複数のヘッドハンターとのコネクションを作る
- 疑問点は必ず解消する
- 強みも弱みもすべてさらけ出す
付き合い方1 複数のヘッドハンターとのコネクションを作る
ビズリーチのヘッドハンターとはできる限り多く面談を行い、複数のヘッドハンターとのコネクションを作ってください。
なぜなら、優秀なヘッドハンターとのコネクションが多ければ多いほど良い案件に巡り会える可能性が高まるからです。
少数のヘッドハンターと深い関係を築けたとしても、彼らが良い案件を紹介してくれるかは別問題です。どれほど人間的に信頼できるヘッドハンターでも、案件を回してもらえないのでは転職活動は進みません。
可能な限り多くのヘッドハンターとの関係を築きましょう。目安としては、3人程度のヘッドハンターと付き合っていければひとまずは安心でしょう。
付き合い方2 疑問点は必ず解消する
複数のヘッドハンターと連絡を取り合っていると、得られる情報で若干の違いが生じることがあります。
どちらも転職のプロであるはずなのに、言うことがおかしいのはなぜなのか。どちらを信じれば良いのだろうか…
このようにヘッドハンターからの情報やヘッドハンターの言動に疑問を持った際は、ヘッドハンターに直接聞くことがベストです。「他のヘッドハンターの方からは○○と聞いていたが、なぜ違うのか?」と率直に聞いてみるのです。疑問はそれで解消するはず。
もし、あなたの質問に対するヘッドハンターの回答が非論理的であったりしどろもどろであったりした場合は、それ以降そのヘッドハンターの優先度を下げればいいだけの話です。疑問点を解消するための質問で、ヘッドハンターの質を見分けることもできますね。
付き合い方3 強みも弱みもすべてさらけ出す
ヘッドハンターには、すべて正直に伝えてください。あなたの転職理由がパワハラに耐えられなかったことも、転職理由が多いことも、個人実績があまり芳しくない時期があったこともすべてです。
優秀なヘッドハンターは、求職者の強みだけでなく弱みも把握した上で、最適なアピール方法を考えてくれたり、キャリアを存分に活かせる仕事を見つけたりしてくれます。ですから、弱みは隠す必要がありません。
また、隠していた弱みは後に明らかになってしまいます。大抵は面接の場でバレます。企業の面接官は、様々な角度からの質問をすることで弱みをあぶり出すプロだからです。事前にヘッドハンターに弱みを伝えていれば、その弱みをフォローするorアピールに繋げるためのアドバイスをしてもらえるのです。
ヘッドハンターはあなたの味方です。強み・弱みすべてをさらけ出して、ヘッドハンターに対策してもらいましょう。
まとめ|ビズリーチのヘッドハンターの正体
上記をまとめます。
- 転職エージェントのキャリアアドバイザー
- エグゼクティブサーチファームのヘッドハンター
- 独立系の人材紹介業者
- ビズリーチ登録~ヘッドハンターとのコンタクト
- ヘッドハンターとの面談
- 選考~転職先決定
- 複数のヘッドハンターとのコネクションを作る
- 疑問点は必ず解消する
- 強みも弱みもすべてさらけ出す
なお、ビズリーチへの登録は、【ビズリーチ公式サイト】からになります。登録時、しっかりと職務経歴を入力して審査落ちしないよう気をつけてくださいね。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
よろしければこちらの記事もご覧ください。