チンパンジー

職場の雰囲気がとても悪い。上司はピリピリしてるし、同僚もみんな口数少なくて暗い。プライベートでは友達にはなれない人間が職場の全員ってのが、ある意味すごい。職場の飲み会が開かれたことなんて聞いたことないし、もしあったとしても絶対に行かない。

雰囲気の悪い職場だと、働く気持ちが萎えていきますよね。コミュニケーションが取りづらくなり、その結果、仕事が非効率になったりミスが生じたりするかもしれません。それにより、さらに雰囲気が悪くなるという負のスパイラル。なんとしても終わりにしたいですよね。

この記事では、雰囲気の悪い職場を驚くほど居心地よくするための方法を紹介します。やるべきことはたった1つ。それだけで、職場の雰囲気はみるみる良くなり、最高の居心地の中で働けるようになりますよ。

雰囲気の悪い職場で働いている人たちの声

雰囲気の悪い職場で働いている人たちはとてもたくさんいます。彼らの声をTwitterから引用します。

雰囲気の悪い職場が、いかに社員の心を削っているかがわかりますよね。こういった職場は、次に紹介する方法で雰囲気の良い職場に変えてしまいましょう。

雰囲気の悪い職場を驚くほど居心地よくするたった1つの方法

雰囲気の悪い職場を驚くほど居心地よくするたった1つの方法。それは、職場の全員に対して親切に接することです。

「なんだ、そんなことか」と思いましたよね。筆者もこのことを初めて知ったときにはそう思いました。でもこれ、ちゃんとした研究に基づいた方法なんです。

カリフォルニア大学で、コカ・コーラ社の社員に対してある実験をしました。

社員を2つのグループに分け、片方のグループでは社員に手軽な親切な行為をするように指示。もう一方のグループには何も指示は出しませんでした。4週間後、人生や仕事への満足度などを全員に対してヒアリング。その結果は驚くべきものでした。

親切にするよう指示したグループの社員は、何も指示しなかったグループの社員と比べて、次のような違いが生じていたのです。

  • 親切された側だけでなく親切をした側も、仕事に対して自主的に取り組むようになった。
  • 親切された側だけでなく親切をした側も、人生や仕事の満足度がアップした。
  • 親切された側だけでなく親切をした側も、気分が落ち込まなくなった。
  • 親切された側は、他人に親切にする確率が3倍になった。

これ、すごくないですか? 親切にすると幸せになれるし、親切は伝染していくということです。職場全体が親切の伝染によってハッピーになるという夢のような話。

ところで、親切といっても何をすればいいのか気になりますよね。安心してください。超手軽な親切でOKなんです。

例えば、5分程度で済むような手伝いをする、何かしてもらったら軽くお礼を言う、お菓子をあげる等です。これだけで、職場内で親切が伝染して、雰囲気の良い職場に生まれ変われるんです。

ただひとつ、注意してほしいことがあります。それは、あなたが苦手としている嫌な奴らに対しても親切にしなければならないということ。そうしないと、あなたの親切を受けられない嫌な奴らには親切が伝染しません。

嫌な奴らに親切な行為をしなかった結果、周りの多くが親切でハッピーになろうとしているにもかかわらず、嫌な奴らがガンのように居座ってしまいます。奴らのせいで雰囲気が良いとまではいかない可能性があるのです。

親切は非常に簡単なことでいいですから、職場の全員に対して行いましょう。それを4週間続ければ、雰囲気の悪かったあなたの職場は、見違えるほど居心地が良くなるはずです。

本当に効果的はあるの?雰囲気の悪い職場に当てはめてみた

職場で軽い親切をすることで、職場全体の雰囲気が劇的に良くなると紹介しました。とはいえ、雰囲気が悪いといっても様々な要因があります。親切だけで乗り越えられる雰囲気の悪さなのか気になりますよね。

ということで、雰囲気の悪い職場の特徴を簡単に紹介してから、具体的にどのように雰囲気が良くなるのか説明します。

雰囲気の悪い職場の7つの特徴

まずは、雰囲気の悪い職場の特徴を7つ列挙します。

  • 社員同士のコミュニケーションが少ない
  • 社員同士で情報共有ができていない
  • 社員同士が不仲である
  • すぐに感情的にキレる社員がいる
  • 悪口や陰口が横行している
  • 業績不審である
  • 退職者が多い

これらのうち、あなたの職場に当てはまるものはありますか?

雰囲気の悪い職場が良い職場に本当に変わる?

では、上記7つの雰囲気の悪い職場を、親切をすることで本当に改善できるのか、それぞれ考えてみましょう。で、考えた結果はこちらです。

社員同士のコミュニケーションが少ない そもそもコミュニケーションを介して親切な行為をするため、コミュニケーションは必然的に増える。
社員同士で情報共有ができていない 親切にすることで仕事に対して自主的に取り組むようになるため、情報共有も自ら進んで行うようになる。
社員同士が不仲である 親切にされると親切を返そうという「返報性の原理(何かをしてもらったらお返しをしたくなるという心理)」が働く。よって不仲が解消する。
すぐに感情的にキレる社員がいる 親切にすると仕事への満足度が上がる。気分も落ち込まなくなり、感情的になりづらくなる。
悪口や陰口が横行している 親切にされると親切を返そうという「返報性の原理*」が働く。よって悪口や陰口がなくなる。
業績不振である 親切にすることで仕事に対して自主的に取り組むようになるため、仕事の業績が改善しやすくなる。
退職者が多い 親切にすると親切が伝染し雰囲気の良い職場になる。よって退職者が激減する。

※「返報性の原理」とは、何かをしてもらったらお返しをしたくなるという心理のことです。

いかがですか? 親切効果の万能っぷり、わかってもらえましたか?

仕事が嫌な理由が職場の雰囲気が悪いことではない場合の対処法

親切であることの万能っぷりを披露したところで変な話をします。

親切によって雰囲気の悪い職場は居心地のいい職場に激変します。しかし、これですべての人がハッピーになれるのかというと、そうとも限りません。

職場の雰囲気云々の前に、別の問題で仕事に対するやる気を失ってしまうような場合は、さすがに親切でも改善は難しいです。親切で改善できない代表的な問題が、会社に関わるものです。わかりやすいのが評価制度。

あなたが実力者で実績をバンバン出していたとします。しかし、会社の評価制度は年功序列だった。何もしていないような年配者ばかりが高給を取っていて、若いあなたはどれほど頑張って成果を出しても薄給…

このような会社に対する不満に対して、残念ながら親切は役に立ちません。一社員が会社の制度見直しを訴えても無意味ですから、この場合は泣き寝入りをするか、転職するしかないでしょう。

まとめ|雰囲気の悪い職場を驚くほど居心地よくするたった1つの方法

雰囲気の悪い職場を驚くほど居心地よくする方法は、職場の全員に対して軽い親切をすることです。これを4週間続ければ、親切が伝染して職場全体の雰囲気が見違えように良くなります。ぜひ試してみてくださいね。

なお、評価制度など会社そのものに不満を抱えている場合は、残念ながら親切だけでは乗り切れません。その場合は、気持ちよく働ける会社に転職できるよう、転職活動を始めましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう。

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